Population

人口変化とその影響を明らかにし、変化対応を支援するブログです。

3組に1組が離婚という言葉は誤り、正しい離婚のリスクは何%くらい?

3組に1組が離婚という言葉がありますが、それは誤りです。この数字の計算式は『ある年の離婚件数÷婚姻件数』ですが、この計算では実際より離婚率が高くなります。 なぜなら・・・ ・上の式は結婚と離婚のタイミングの差を考慮していないため、 ・少子化に…

国用統計(Statistics for nations)から個人用統計(Statistics for individuals)へ

人口にはいろいろな統計があります。出生率、離婚率、世帯数のような有名なものから、少し変わったところでは一人暮らし65 歳以上人口数まで。こうした統計の大半は国が作成しています。例えば、出生率と離婚率は厚生労働省が、世帯数と一人暮らし65 歳以上…

今後10年間、アジアでどの国の経済が有望か?

結論からいえば、フィリピンとマレーシアだとおもいます。人がふえるのと、インフレの可能性がひくいのが理由です。 長期的な経済成長率のよそくをするとき、ひとつだけ重要な指標を選ぶとしたら、わたしは生産年齢人口(working age population)を選びます…

秋田市のエイジフレンドリーシティに関する取材レポート

47都道府県の中で最も高齢化が進んでいるのは秋田県であり、2011年現在の高齢化率は29.7%です。現在20.6%の東京もやがてそのようになると予想されるため、秋田県は高齢化に対応したビジネスや街づくりの先進地域として注目されています。例えば、高齢化対…

藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?/藻谷浩介、山崎亮

藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?作者: 藻谷浩介,山崎亮出版社/メーカー: 学芸出版社発売日: 2012/07/07メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (6件) を見る 100字要旨 経済成長率と現実の幸福感にはズ…

デフレの正体 経済は「人口の波」で動く/藻谷浩介

デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)作者: 藻谷 浩介出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/06/10メディア: 新書購入: 27人 クリック: 368回この商品を含むブログ (207件) を見る 100字要旨 生産年齢人口…

政府の成長戦略としては画期的!40歳定年制などで話題の『繁栄のフロンティア部会報告書』には何が書かれているか

2050年の日本の将来ビジョンを検討してきた有識者会議『フロンティア分科会』が、40歳定年制の導入を提言したことが話題になっています。 40歳定年制の前に、フロンティア分科会とは何ぞやという話ですが、国家戦略室によれば、『2050年までを視野に入れた我…

少子化のため甲子園に『足士新幕連合』などチームでの参加が可能に

日本高校野球連盟は、野球部員が不足している高校を対象に、今夏の大会から連合チームによる参加を容認しました。少子化の進展により、出場に必要な部員数を確保できない学校が増えているためです。読売新聞が報じました。 高野連の2011年の調査によれば、40…

ベネッセグループのTMJが超高齢社会におけるコンタクトセンターのあり方に関する研究開発を実施

進研ゼミなどで有名なベネッセグループの株式会社TMJが、『東京大学の産学ネットワークである高齢社会総合研究機構に参加し、高齢社会におけるコンタクトセンターのあり方について研究開発を進めている』とのプレリリースを発表しました。 TMJは、ベネッセコ…

少子高齢化の議論は個人・企業・国の3つの立場で考える

少子高齢化についての議論をする時、話が噛み合わない場合が良くあります。 その原因は、ある特定のトピックについて話す時に、誰の立場からの議論かを明らかにしていないからです。 例えば、非婚について話す場合。 〈国の立場からの意見の例〉 ・非婚によ…

少子高齢化の4つの意味:少子化、高齢化、労働力減少、総人口減少

日本の将来を考える上で、少子高齢化は最重要の単語です。 その割に、この単語の意味はすごく曖昧。 だから、少子高齢化とは何かについての理解が進みません。 定義上は、少子高齢化とは少子化と高齢化が同時に進行している状態を意味します。 でも、実際に…

50以上の世界―「標準世帯」の終わり・から/油谷遵、辻中俊樹

50以上の世界―「標準世帯」の終わり・から (21世紀の生活価値展望)作者: 油谷遵,辻中俊樹出版社/メーカー: 游商品環境デザイン研究所発売日: 1999/01メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 100字要旨 日本の一番の問題は、65歳以上の人口増加ではなく…

利益第二主義―過疎地の巨大スーパー「A-Z」の成功哲学/牧尾英二

利益第二主義―過疎地の巨大スーパー「A-Z」の成功哲学作者: 牧尾英二出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2009/10/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (8件) を見る 100字要旨 常識外れの経営で急成長を遂げる巨大スーパー…

医療戦略の本質―価値を向上させる競争/マイケル・E.ポーター、エリザベス・オルムステッドテイスバーグ

医療戦略の本質―価値を向上させる競争作者: マイケル・E.ポーター,エリザベス・オルムステッドテイスバーグ,山本雄士出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2009/06/11メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 141回この商品を含むブログ (3件) を見る 100字要旨 医…

少子社会日本-もうひとつの格差のゆくえ/山田昌弘

少子社会日本―もうひとつの格差のゆくえ (岩波新書)作者: 山田昌弘出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/04/20メディア: 新書購入: 7人 クリック: 138回この商品を含むブログ (65件) を見る 100字要旨 若年男性の収入の不安定化とパラサイト・シングル現象…

著作目録

上石卓矢の著作目録です。その作成動機は、梅棹忠夫が情報化社会においては『みずからの人生の記録をみずからが正確にのこすべき』と考え、実践したことに由来します。著作の定義は、(1)著作物に自分の名前が明記されていること、(2)私的なメディアでない媒…

書評『利益第二主義―過疎地の巨大スーパー「A-Z」の成功哲学/牧尾 英二』

利益第二主義―過疎地の巨大スーパー「A-Z」の成功哲学作者: 牧尾英二出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2009/10/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (8件) を見る <経歴> 1941年鹿児島県阿久根市に生まれる。1960年川…

衰退産業を見分けるたった一つの方法

世の中にはどんどん成長していく産業と、みるみる衰退していく産業と2種類ある。前者をあてるには将来を予測する必要があるので簡単ではない。それに対し、後者をあてるには『現在ボロボロな状態』の産業を見つければ良いので、現状を分析すればよく、前者…

欧州債務問題をたった1つの図で説明する

欧州債務問題に関するニュースを色々なメディアが連日のように報じています。しかし、そこで語られる内容は玉石混合であり、ギリシャ人が怠け者だから問題が解決しないとか、ユーロは5つに分裂するとか、見当違いの意見が多いです。たまに正しい情報を基に報…

セブンイレブンの高齢者向け食事宅配ビジネスが本気だし過ぎでヤバい!

都会だろうと田舎だろうと至る所にあるセブンイレブン。当初は買ってから30分以内に消費されるモノを売るというのがお店のコンセプトでした。おにぎり、ペットボトル飲料、アイス、肉まん、漫画、ボールペンなんかはどれも買った後すぐ食べたり使ったりする…

新書ランキングが高齢化で大変なことに!

新書ランキングが高齢化で大変なことになってます。 <2011年3月の新書ランキング> 1.老いの才覚/曽野綾子著/ベスト新書 2.100歳までボケない101の方法/白澤卓二著/文春新書 3.大局観/羽生善治著/角川oneテーマ21 4.日本語教室/井上ひさし著…

高齢者施設見学ツアーが高齢者以外に大人気

少子高齢化にいち早く対応している業界の一つに、旅行業があげられます。クラブツーリズムなど幾つか高齢者向けに強い旅行会社が出てきていますが、その中で高齢者向け施設の見学ツアーというのがあるそうです。月2回開催していて、毎回数十人が集まるらし…

企業の持つぶっとび周遊カードはそろそろ有効期限切れ

4月ということで、多くの社会人が人事異動によって様々な地方や国に移動しています。新しく就職する人も、どこの支店に配属されるかが決まる時期ですが、彼ら彼女らは事前にどの地方に行くかが予測できないことから、この時期に渡される配属通知をぶっとび…

日本の製造業は技術力でなくブランドで勝負するべき

「ものづくり大国」という言葉に象徴されるように、日本には世界で通用する製造業の大企業がたくさんあります。トヨタ、ホンダ、キャノンなどがその例であり、大半は品質・技術力に定評のある企業です。一方、同じ製造業でも、日本には世界で通用する高級フ…

地震復興の住宅建設は『約4割が子供を産まない時代』という現実に基づいて行うべき

世界最大級M9・0の地震が日本を襲いました。地震の大きさは日本の地震観測史上最大であり、全世界で歴代4位の規模とのことです。また、宮城県警によれば、死者数について「万人単位に及ぶことは間違いない」と発表しており、犠牲者も阪神大震災を上回る…

少子高齢化によって生じる女性の3つの変化

日本では少子高齢化が進行中ですが、少子高齢化の影響によって、2005年から2055年の間に日本では労働力が半減すると予測されています。労働力が半分になるのは大変なことです。それは、モノやサービスを作ったり販売する人が半減し、それと同時に税金を納め…

今ほどKKRジャパン代表の蓑田秀策氏の生き方が必要とされている時代はない 

シェイクスピアがヴェニスの商人において金貸しのシャイロックを極悪非道の高利貸しとして描いたように、金融業を営む人は昔から悪者と見なされてきた。現在においても、サブプライムローン問題を引き起こした金融機関に対する批判、返済できっこない借り手…

人口減少を考える7つのポイント

日本は世界に例のない少子高齢化の先進国です。少子高齢化が進展する国では様々な問題が発生しますが、その中でも深刻なのは労働人口の減少です。日本の未来は、労働人口の減少がもたらす人口オーナス(負荷)のデメリットをいかに緩和するかにかかっていると…

ダボス会議が人口動態のリスクを『クラスター爆弾』と指摘

1月26日〜30日、世界のリーダーがスイスのダボスに集まり、国際政治・経済・環境などを巡って討議を重ねる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)が開かれました。ダボス会議は「この会議での討論内容が世界の潮流を決定する」と言われるほど重要な会議で…

マズローの欲求段階説から考える高齢化関連産業

人間には様々な欲求があります。典型的なのは食欲や睡眠欲といった昔から存在する欲求です。ただし、経済が発展するとともに、知的好奇心、自己実現の欲求、他者からの承認に対する欲求、といった新しい種類の欲求を持つようになりました。「経済成長の原動…