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Population

人口変化とその影響を明らかにし、変化対応を支援するブログです。

少子高齢化の議論は個人・企業・国の3つの立場で考える

少子高齢化についての議論をする時、話が噛み合わない場合が良くあります。



その原因は、ある特定のトピックについて話す時に、誰の立場からの議論かを明らかにしていないからです。



例えば、非婚について話す場合。

〈国の立場からの意見の例〉
・非婚によって少子化が進んで困る。
・非婚を解消するために婚活イベントを推進するべきだ。
・子供を育てやすいように保育所を拡充しよう。
・未婚者向けの社会保障制度が必要だ。



〈企業の立場からの意見の例〉
・未婚者が増えるので、それに対応した商品を開発するにはどうしたら良いか。
・仕事と家庭を両立できるように、職場のワークライフバランスを推進するべきだ。
・昔と違って一般職の女性の寿退社が減ったので、その人材活用をどうするか、社内で検討すべきだ。



〈個人の立場からの意見の例〉
・結婚したいけど、良い出会いがない。どうすれば良いのだろうか。
・自分の周りで結婚しない人が増えている。
・そもそも結婚する理由が分からない。



立場が違うと意見も様々です。そのため、国の立場から非婚について話す人と、個人の立場から非婚について話す人がいくら議論をしても、混乱するだけです。同様のことは別のトピックでも当てはまります。例えば、高齢化は国の社会保障にとってネガティブですが、個人にとっては寿命が伸びることでありポジティブです。



こうした議論の混乱を解決するには、少子高齢化について話をする際に、個人・企業・国の3つの立場で考えるのがオススメです。そうすれば、少子高齢化の問題の多面性を理解でき、相手がどの立場から話しているのかも掴めます。



必要に応じて、どの立場から話しているのかを一度相手に確認するのもオススメです。そうすれば、議論の前提を共有でき、話がスムーズに進みます。